着火備忘録

甘栗よ、ずっと永遠に。

2017年が終わろうとしているので振り返る

 2017年をそっと振り返る。

何が印象的だっただろう。

ジャニーズJr.全体を見渡してみて。東京B少年の台頭と、しょおくんや顕嵐、西畑くんの映画進出とか?らぶ、ぷりんすの単独も。個人的にはきんぐのan・an表紙もかなり嬉しかった。

わたしはというと、れんれんへの気持ちを切り崩して、作間くんに執心してしまうことが増えた。

1月の帝劇でれんれんの髪型が少し嫌になり、Jr.祭りの内容に絶望し、7月のEXの内容に絶望し、8月のEXでいかにきんぷりが好きだと思い知らされ、9月の帝劇は実は嫌いじゃなくて、10月からは推しに会えない時間、ひたすら自分の気持ちと向き合う日々。12月、少クラのれんれんのビジュにこの1年のもやもやを吹っ飛ばされた気がした。ちょろい。顔面は正義。顔面はわたしを裏切らない。ここで仕上げてきてくれた成長ぶりに感服。

楽しくなかった時間の方が、長い気がする。

EXも帝劇も、色んな思いをこじらせてしまって、下書きに眠ったまま。そして、社会人になって筆を執るのが重たくなってしまった。でも意外と好きだった9月の帝劇のことは、1月が始まる前にどうしても書き上げてしまいたい。このあと頑張る。

今年こそ、と願った2017年が終わろうとしている。

きんぐは、れんれんは、どんな一年だっただろう。と私に語る資格はないと思う。

7月のEXラスト2公演を見て、わたしはきんぐを応援するのをきちんとやめた。

この2年、れんれんの歩む道のりがわたしの願いどおりになったことはほとんどない。

わたしがれんれんを好きになり、そしてれんれんだけじゃなくれんれんの周りに惹かれた2015年夏、れんれんは6人グループだった。それはそれは歪で不安定な六角形だったけれど、当時のJr.界隈で最高に華と勢いのあったとても魅力的なユニットだった。今まで生きてきて、たった一曲でこんなに好きになったグループは、きんぷりとKAT-TUNだけだった。

そんな6人はきっと続いていくと確信し絶対会いに行きたいと誓った夏が終わると同時にあっという間に3人と3人に分裂しそれぞれ活動して、2年が経った。共演する機会は度々あれど、あの夏のように6人として活動することは、一度もなかった。

わたしは、6人グループが好きだ。6人で織りなすフォーメーションが大好きだ。その中で、カツンのただ立ってるだけで絵になる立ち姿が大好きだった。勝つんだWIN!の最初と最後のあのフォーメーションを通して、カツン以外で初めてカツンを見た。永遠に更新されないはずの、わたしの焦がれていた姿だった。

仲が良いとか悪いとか、そんなことはどうでもよかった。

ただ、パフォーマンスが良ければ、どこまででもついていける。

そう、久しぶりに思った。

昔からカツンに対してもそう思っていたし、キンプリだってそれは同じ。

もうアイドルの言うことに裏切られすぎて誰のどんな言葉も信じられないわたしにとってアイドルは、ステージ上の姿が全てだった。最後までKAT-TUNでいると約束してくれた人は事務所を解雇されたし、KAT-TUNを大好きだと言った人は最後まで大好きと言いながら自らの意志でKAT-TUNを辞めた。仕方ない、人には大事なものがたくさんある。アイドルをやってる自分だけじゃない。思いは変わりやすい。自担は感情に嘘をつかない、と述べたことがあるけれど、どうでもいい小さな嘘はたくさんつく。何が本当かも分からない。昔言ってたことは忘れる。でも、それが人だと思う。アイドルである前に人だ。3次元のアイドルを応援するにあたり、忘れてはいけないことだ。

だから、発言なんてどうでもいいと思っている。

アイドルとしてどうありたいか、何を頑張りたいか、言葉にしてくれなくてもいいから、ステージで魅せてほしい。見たことのない景色を見せてほしい。そう思っていた。

きんぷりじゃなくなって、2015年秋~2016年春頃のきんぐはまだまだ不安定で、目指す先が見えてなくて、そういう部分が、わたしを惹きつけてやまない部分だった。今見ておきたいし、応援しなければならないと信じていた。

そうして2016年夏のEXで初めてきんぐのライブを見た。薄々分かっていたけれど、わたしには全く合わなかった。本当にこうした方がいいと思うこととわたしには合わない内容をごちゃまぜにして、感想としてエントリーに残した。

そんな3人は夏が終わるまでに他のユニットとライブをやって、夏の終わりのライブではその経験を活かして多少改善が見られたことが嬉しくて、それも感想に残した。

でも全員主役の冬を越えた2017年春、Jr.祭りの選曲はどこのユニットよりも微妙で、あれだけ前にいるのに、全然他担からきんぐのパフォーマンスは注目されなくて、そりゃそうだと毎日暗い気持ちになった。きんぐの位置は変わらず、新たにきんぐよりも若い推されユニットが生まれ、勢いが出始めた。

なぜかきんぐにはEX単独がなく、3年目のサマステサポーターをつとめ、期間限定週1の冠番組が放送された2017年夏。

ある程度HiBの出番があって、MCも2回やらなければならない。制約が多いなかで今年のきんぐが提示したライブの内容は、多分良かった。

去年より緩急もあるし、見どころもあるし、大人っぽくなった。shareのれんれんの凛とした眼差しは、今後もきっと、ずっと、忘れないと思う。

今年のきんぐは、マルチをやたら目指す。マルチというと、印象がつきづらく、どこに向かうのか分からないけれど、でも特技を探しあぐねたきんぐはきっと本気なんだと思う。れんれんも、一度披露したチェンユアのダンスを練習し、ソロで歌うFORMも踊り、しょおくんと2人で歌う二人の花でも全力で踊っていた。しょおくんの隣で踊る覚悟は、ものすごく伝わってきた。れんれんは誰の目にも分かるくらい、少なくとも私には頑張っていたように見えた。それはそれは美しかった。

でも、わたしには合わなかった。

歌詞にエモさが込められたエモい曲は単純に苦手だから、shareが苦手だ。

Alrightもこわい。こんな曲をやって、この先どうなるのかがこわい。曲も歌詞もきんぐが選んだと聞けば尚更だ。ストのAmazingみたいなかっこいい曲がほしい、ライブの構成に興味がある、と言うれんれんときんぐにものすごく期待したけれど、実際3人が選んだ新曲はおしゃれで大人っぽい素敵な曲で、歌詞は焦らず今を大事に、という内容だった。わたしは、栄光をつかみに行ってほしい。つまりFor The Gloryみたいな曲が好きだから、わたしと意見が合わなかったきんぐに落胆した。

落胆といえば、初の単独だった湾岸。わたしは参戦していないので、語る資格はないけれど、きんぐは1曲も新曲を用意せず、今までとの差をつけるため企画に頼った。しょおくんは映画の打ち合わせ、かいちゃんはきっと受験生、れんれんも大学生として忙しかったのかもしれないけれど、帝劇で1ヵ月顔を突き合わせてるのなら、初の単独というのなら、もっとできることがあったのではないかとわたしは思う。

最近ものすごく感じるのは、3人でできるフォーメーションが少なすぎて、新鮮な画が得られにくいこと。それでも彼らがこのままデビューしてしまったら、一生バリエーションの追求できないパフォーマンスをやり続けなければならない。とても苦しい。

カツンの10Ksを見て以来、その思いがものすごく強くなってきた。カツンはデビュー前からライブやツアーを何個もやってきて、初ライブから自分たちで0から考えてきただけあって、手前味噌だけど、ライブに関しては鍛えられている方だと担当ながら自負している。デビューして10年で更にクオリティを上げてきたライブはそりゃあすごくて、一方で、じゃあ単独さえなかなかやらせてもらえないきんぐは、これからどんなライブができるんだろう。単純に人数さえいればできる様々なことが、3人というだけでできない。

3時間22分の10Ksで、一番つらかったのは、東京ドームを一周するフロートにたった一人で乗るかめちゃんの姿。3人とはそういうことだ。昔3人と3人で乗ってたフロートが2人と1人だ。寂しい。これからずっとあの光景が続くのだと思うと、フロートのことが嫌いになりそうだ。そしてきんぐは、このままなら最初からずっと、2人と1人のままなんだと思う。3人でデビューしてしまえば、きっと、ずっと変わらない。寂しい。

ライブが上手くなくても、グループはやっていけるから、それでも別にいいかもしれない。きんぐは、今きんぐである以上、きんぐでデビューしたいと言うのが当たり前だし、むしろそうでなくてはいけない。きんぐを応援する人がそれに賛同するのも至極当たり前だ。ただ、単純にわたしがついていけないなあ、と思ってしまっている。

目指す方向性が定まって、選曲も、パフォーマンスも、ライブの雰囲気も、わたしの好みでなくなってしまった今、きんぐという箱を推すのがもう難しくなってしまったから、わたしはきんぐを推すのを正式にやめた。

3人が次のデビューに選ばれることを疑ったことはない。れんれんもしょおくんもかいちゃんも大好きだ。尊敬してる。その気持ちのまま、きんぐからは離れた。

遠くから、都合の良いところだけ楽しみたい。楽しむだけでも別に許される。だっておたくは本人の自由だ。開き直った今、前よりもれんれんを見るのが楽しい。楽しいことには金を落とす。そして、きんぐが増員されることを願ってる。

こんな整理をつけて、次は8月のEX。きんぷり公演に1公演だけ入った。きんぷり公演と言ってしまうけれど、4グループ合同公演だけあって流れもなにもない、とっちらかった公演だった。

ただただ、ものすごく楽しかった。7月のEXでは話が膨らまなくてれんれんが必死に話を振っても全然リアクションのなかったびしょうねんさんたちがはいはいちゃんたちとのMCでは積極的に発言しているのを見たときは殺意しかわかなかったけれど、きんぷりのMCが面白すぎて、かわいくて、愛おしくてたまらないうちにどうでもよくなった。

きんぐのEXが受け入れられなかった理由の一つに、キプフェをラップなしでやった、ということがあった。そんな難しいラップじゃないし、ラップをやらないなら、カットすればいいのにそれもない。単純に別の曲にすればいい。こんな不完全な状態で1曲やるなんて、意味が分からなかった。同じキプフェをきんぷり公演でも6人で披露してくれた。そもそも2年前にもやってたとのことだった。きれいにハマる。無音だったラップがきちんと歌われる。それだけで、本家厨にはありがたいし、きんぐ3人じゃ足りなかったピースが埋まる心地よさを覚えてしまった。

余談だけど、湾岸の局動画を観るに、きんぐは1曲目はキプフェだったけど、あの煽りは本当にナシでは…と本家厨は思う。かいちゃんが煽る側なら、しょおれんでおたくと一緒に声出してあげるのがセオリーだし、それができないなら1曲目にふさわしい選曲ではない。あと気になったのは衣装の着替えのタイミングがうまくはかれてなくて、もっと最低限にしたらいいのにな~とかどうでもいいこと。

わたしは知らなかったけれど、登場の仕方とか、2年前と同じ演出もあったらしい。そういうエモさが、たまらなくツボだ。念願の勝つんだWIN!をしっかりしたパフォーマンスで見られた。それだけで胸がいっぱいになった。

直接しっかり6人を見て、ああこっちが好きだな、とシンプルに思った。3人じゃ補いきれない部分が、6人いればうまくいくように見えた。あちらこちらで、この6人じゃデビューできない、できても売れないと言われているけれど、そんなことがどうでもよくなるくらい、ただ、好きだと思った。わたしにとっては、尊くて、愛しい6人だった。

EXでなんと新曲「MIXTURE」も発表された。赤と青が交わって、全てを越えていく。各方面から寄せ集めた情報によると、曲というか音自体は2年前からあって、勝つんだWIN等と同じオリ曲候補だったが選ばれず、ここにきて本番1週間前に渡された、とのことだった。本当に不思議な曲で、まあ2年前選ばれなかったのも分かる。新しく先輩の曲をやるのではなく、さくっと新曲がもらえるのも、推されらしいなと思った。

同時に、ぷりんすにとって6人になるメリットとはなんだろう、と思った。EX単独公演が素晴らしかったと聞いた。セトリを見ただけで絶対好きなライブだと確信できた。4回のアンコールがあるくらい、ファンとの結びつきも強い。真夜プリのおかげか、バラエティーもめちゃくちゃ上手くなった。少年隊メドレーをやることになったのも、3人という人数の少なさにパフォーマンス面で行き詰っていたところに振り付け師さんから勧められたと聞いた。きんぐはまだ行き詰まってるということを自覚している段階でもなさそうなのに、これだけでユニットとしての完成度は10歩も100歩も先を行かれていることを改めて知った。ぷりんすは誰かひとりものすごく応援したい人がいるとすればそれはずっと前から岸くんだけれど、ぷりんす自体を箱で推したいと強く思ったのも、8月のEXがきっかけだった。現在品プリで単独公演真っ最中。ユニットとしてすごくうらやましい。

各雑誌でもぷりんすがこれから3人でやっていく意志を強く感じる一方で、きんぐはぷりんすとなにかライブをやりたがってるのを、わたしはぼんやり感じるけれど、他にもそう思ってる人がいると感じるツイート等はさっぱり見かけないから、きっとわたしだけ。

6人で露出があったところで何かにつけきんぐの方が立ち位置が良かったり、割合が多かったりするもんだから好きだと言うのも申し訳ないなと感じる一方でやっぱり好きは止められない。もっともっといろんな景色が観たい。

わたしはジュニアの中ではれんれんが一番好きだ。れんれんがもっともっと推されてほしい。だからきんぐの中でしょおくんだけ9月の帝劇でソロ曲があったり、かいちゃんは客席に登場してアドリブを交えながらお芝居をするシーンがあったり、れんれんに至っては見せ場となるメインの曲がかいちゃんと2人とか、ぷりんすと4人とか、れんれん一人にクローズアップされたシーンがひとつもなかったのがものすごく悔しかった。きんぐ3人だけでこれからもやっていくとなると、こういう思いを度々しなければいけないんだろうなと思うし、れんれんに悔しがっていてほしいし、ただその心の逃げ場が同じユニットの誰かにあるといいなと思う。だから3人のままであることに抵抗がある。

1月の帝劇に向けて、去年とは違って、きんぷり合わせての露出が増えてきて、私得ではある。全容が少しずつ明らかになってきて、東山さんとしょおくんの2人の曲があることは分かった。あとはどうだろう。れんれんの出番は増えただろうか。楽しみに、あと数日を待ちたい。

 

願わくば、2018年こそ、れんれんがデビューできますように。

そのときは、隣に誰がいても、誰がいなくても。

 

2018年もどうぞよろしくお願い致します。よいお年を。

 

舞台『何者』11/30夜公演の感想。

 

舞台『何者』11/30夜公演を観劇してきました。

原作も映画も観ずパンフも読み終えず(ひどい)一度きりの観劇の感想をざっくりと。

 

わたしは顕嵐くんの顔以上に、踊り方が好きだ。

なんなら、贅沢にも首から下に惚れている、と思うことがある。

今でも好きなJr.祭りの一場面にFantastic Rideの終盤、らぶとトラジャに分かれて横花に歩き出すところがある。あの顕嵐くんの羽の生えたような一歩一歩に、今でも痛いくらいの胸の高鳴りと止めどない高揚感を覚えた。まるで空気を連れていくような軽やかな踊り方が、とても素敵だなあと思う。

ただ、わたしはれんれんが好きで、作間くんが好きで、彼らが同じステージ上にいる限りどうしても顕嵐くんだけをロックオンすることができなかったのだけれども、『何者』はどうやら踊るらしい、と聞きつけ、これはロックオンできるいい機会だと思ったので、初めて天王洲銀河劇場に行ってきた。

よくよく考えたら顕嵐くんの演技を真面目に観るのは初めてだった、と往路の電車の中で気づいた。ジュニア界隈に注目するのが遅かったので、日テレ深夜のドラマリレーは最後のお兄ちゃんガチャでようやく存在を知ったし、キララは放送からだいぶ経って流し見した。どんな演技をするんだろう、という不安よりも羨ましいことに主演舞台、映画出演と立て続けに演技仕事が続いている、という謎の安心感があった。

観ていてまず感じたのは、強烈な登場人物の中でどこか一歩引いたような、顕嵐くんの印象の薄さだった。登場人物でありながら語り手でもある拓人の俯瞰的な立ち位置は、彼が主人公だからではなくて、そうあろうとしたから。服装も、就活の仕方も、立ち居振る舞いも普通で、ただたまにちょっと斜に構えて物事を言う、二宮拓人は立派に「この世のどこにでもいる大学生」の一人だった。大好きなサワ先輩、恋してる瑞月さん、相手によって分かりやすく表情変えてかわいかったな~!顕嵐ちゃんの恋心にとてもときめいた。ただのグレーのニットにストレートのデニム、無地の靴下、普通のパーカー、かわいい半纏、極めつけは就活スーツ!あんなただのスーツがどんだけ似合うの?!かっこよすぎて~!顔面力が際立つ服しかない。

喫煙シーンがあるのは知っていたけれど期待をはるかに上回ってものすごく性癖にクるものがあったし、押し倒されたり、定期的にメガネかけてくれたり、暗転の中で半纏を羽織り中にきたパーカーのフードを引っ張り出したり、どこだったか「呟いただけですよ」のセリフとともに手をグーパー(ニュアンスはグッパッ)したり、名刺下さい!てかかとあげてぴょこっとお辞儀したり、ふとした瞬間に聞こえてくる息遣いとか、もう端的にいうとたまんねぇな~~~~って感じ。2時間ずっとこんな感じ。

なんで誰も顕嵐ちゃんの生着替えがあるって教えてくれなかったんだ…。(読み飛ばしてただけ)どんどこ着替えていくけれどまさか本当に目の前で顕嵐ちゃんがパンイチになると思わなくて衝撃のあまり双眼鏡投げるところだった、やばかった。絶対忘れない。

楽しみにしていたダンスは、案の定もうすっごく楽しかった。場面に関わらず、おおよそジャニーズの舞台やステージの上では見られない動き方の顕嵐くんが溢れてて、それだけで観に来てよかった。その中でもやっぱりラスト、本当に命を削るような踊りが衝撃以外の何物でもなかった。暴れだす感情に苛まれて体がバラバラになってしまいそうなジャンプ、もう軸も何もあったもんじゃない汚いターンなのにその足の運び、伸びた指先に纏わりつく恐ろしいくらいの美しさが今でも頭からちっとも離れない。最高だった。それ以外の言葉が、出てこない。

まあ他の役者さんがすごくエネルギッシュで経験豊富で、ただ声を張り上げるだけじゃないし声を落としても感情がビシバシ伝わる演技がジャニ舞台しか行かないわたしにとって新鮮でもあり、この人たちと同じ板の上で演技をする機会が得られた顕嵐ちゃん、めっちゃうらやましいな…って他担目線からしみじみ思った。比べてしまうと発声も滑舌もまだまだだけれども、でも舞台で真ん中に立つ顕嵐くんのふとした瞬間の眩いほどの笑顔が、顕嵐くんは人前に立つべくしてそこにいるんだと感動した。「何者にだってなれる」役に顕嵐くんはきっとハマり役だったし、女の子2人は小柄で、顕嵐くん以外の2人は背が高くて、顕嵐ちゃんとメイン4人との絶妙な体格差も、画としてすごくハマってて、安易だけどうわあ天が顕嵐ちゃんに味方してる~~、このキャスティング絶妙だな~って。あんな風に顕嵐ちゃんが自分を消して拓人くんの地味で普通な一面と内に抱えた繊細な闇を2時間の舞台で演じ分ける演技力をお持ちだとは思いもよらなくて、いや前々からそれができたかは知らないけれど、もしかしたら一皮むけるきっかけになったのかなあ。つくづくうらやましいし、それを直接見られて良かった。

ツイッターをどう舞台に反映させるのかと思ったら、積極的に映像を多用したり、数々の箱で構成される無機質なセットだったり、とてもおしゃれだったし、終盤落ちてくる大量の紙ふぶきと顕嵐ちゃんの美貌との親和性で頭ブン殴られた気分だった。最高です。

ただ、ラストのあの怒涛の展開は、本当に目を背けたくて逃げ出したくて、理香さんのとめどないセリフにもうやめて!!!!!!!って何回も思った、たまらなくしんどい時間だった。めちゃくちゃ辛かった。日々ツイッター漬けで正直にいうと裏垢作って他人の批判をツイートしてたこともある()わたしにとっては殊更超不快だった!笑 原作を読んだことがないのは作者さんのこういう人の嫌な部分を的確にえぐってくるところが嫌いだから読んだことなかったんだ、ってことをそのとき思い出して、観劇を心底後悔した。どうせ観るならトラジディーよりコメディーが観たいのわたしだけじゃないと思うんだ。何者の譲りが多いのってこういう部分もあるのかなあと思ってしまった。もし内容が良かったらまた観に行くつもりだったけど、どうしてもちょっと荷が重い。でも、こういう劣情、激情にさらされて逃げられないのもまた舞台のいいところで、観劇後の心の消費と、その反復がまた心地よかったりするんだなあ。

わたしは自分が専門職で『何者』に出てきたような一般的な就職活動をしたことがないので、登場人物や作品のリアリティの部分がなんとも分からなくて、経験したことがある人ならもっと色々と感じる部分があったんじゃなかろうかと思うとすごく悔しいけれど、舞台を観ているうちに、あの時期の友人たちのやたら余裕のなさをようやくほんの少し理解できたような気がした。

顕嵐くんがこの秋から大学を休学したのは、単純に仕事量が多すぎて大学へ行けなくなったのかもしれないけれど、あのラストを観てしまった今では、目の前の「二宮拓人」や役者として、アイドルとしての自分に真摯に向き合おうと思ったら、中途半端に大学生の自分とのバランスを取るよりいっそ排除したくなったのかなあと感じた。これは勝手な想像。

 顕嵐ちゃんの素の部分についてはあまり詳しくないので、そういう機微は察せなかったけれど、とにかく若々しくて真っ直ぐできらきらした眼差しがとても素敵な三方礼が印象的だった~!

れんれん観に行きなよ絶対~!と思うけどらぶの現場に全然足運ばないからオイ!てなってる。

定価+手数料でも譲りが結構まだあるのかな?調べたら今日いれてあと4日しかなかった、時間ある人は絶対観た方がいい。1階後方ほぼ最上手から見たけれど、死角とか全然なくて十分見やすかった。ただ、最寄りの天王洲アイル駅ってほとんど何もない駅でひたすらお茶する以外時間つぶせないのでそこは要注意かもしれない!笑

次は来週ちゃかちゃんの舞台を観に行くので、また感想かけたらいいな~と!初の高田翔くん!楽しみ!

好き、にも色んな気持ちがある

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最近、作間龍斗くんが好きだ。というだけの話をしたい。(notステマ

去年いやというほどEXにいたくせにほとんど目に入らなかった中学生に、今めろめろになってる。パッと見どころか、何度見ても中学生には到底見えないから作間くんが中学生で、私が20代半ばだということはこの際一旦置いておいてほしい。

 

きっかけは、3月24日。Jr.祭り。

世界に一つだけの花」の前に、一人麗しくピアノソロを奏でていたのが、作間くんだった。

それまでも出番でローラーを滑ったりキーボードを弾いたりする姿は見かけていたし、Hairは作間くんを見ていた。最近ちょっと麗しくなって176cmになったのも知っていた。なのに、そのピアノソロに胸を掴まれたような気持ちになった。

そしてたまアリ。8日の一部が、作間くんもメインステージも近い、いわゆる神席だった。

同じラインの高校生が総出で滝沢歌舞伎に出演していたため、たった一人で出番をこなす作間くん。さっきまでキーボードを無表情で弾いていたと思ったら、あっという間にメインステージをひたすらローラーで駆け抜ける。ローラーでバク転するし、かと思えば一人バックしながらしゅーっと捌けていく。無所ラインで一人ローラーを履いたまま外周を駆け抜ける。気づけば、作間くんのことを緑の妖精…つってた。Hairの始めに宙返りでドセンに現れる姿を見て、身体中に電撃が走る、とはこのことかと思った。

いつぞやのしっかりカメラに抜かれるラストのバンド紹介で、はにかんで笑う姿にときめきを抑えられなかった。

そして、9日2部、あれですよ、あの「だいすき」の口パクで、腰が砕けた。

2部終演後、ひたすらしんどくない、考えちゃダメ、そう言い聞かせていたのに、ついぽろっと、「作間くんは他の若い子とは違うから!」って友達に言ってた。

そこからは少クラを見るのが忙しくなった。こんぴちゃんだけゆるく追っておけばよかった無所ラインに新たに推しが増えるとは思いもよらなかった。

 

作間くんを発見して1ヵ月経たないうちにクリエAが開幕して、推しのこんぴちゃんが出演していること、そしてケガをした猪狩の代役で元々キーボードとして出演している作間くんがところどころアンダーを務め、あまつさえセリフメドレーでは「メリークリスマス♡」と言うらしい、ということを知った。

見るしかない。幸い1日だけ当日券の列に並べる。

わたしはこの日クリエに並んだことのあるおたくになった。

その日はGWの中でもただの平日でいつもより並ぶ人数が少なく、更に取材日でカメラのために前もって広くスペースを取っていたため、当日券がいつもの何倍も用意されていた。

列の人数と当日券の枚数が発表された瞬間、なぜか絶対当たる、と確信したし、そして、案の定当たった。こういうときの勘というか、予兆っておもしろい。当たってから入るまでの時間で何回でも吐きそうになった。

作間くんは、やっぱり素敵だった。

意外と中学生らしいところも端々に見受けられたのが収穫だった。

「メリークリスマス♡」を無事に拝見し、沼にズブズブ。毎日楽しい。

 

好きになったときのれんれんでさえ高校生であることに悩んだし、大学生になってくれたことにより解消された罪悪感にほっとしたのに、更に年下の作間くんにはまってしまうなんて全く予想できなかったし、今でも作間くんの何が好きなのか良くわからなくて戸惑う。ただ、麗しいと思う。

この麗しさは磨かれていくのか、一過性なのか、全く分からない。本人が一片も気づいてなさそうなところがたまらなく良いから、自意識が芽生えてしまえばあっという間に消え失せてしまう儚いものなのかもしれない。でも、今以上に麗しくなってくれる気がしている。そう願っている。だからこそ、今見ておきたい。

実際、今のジュニア界はユニットへの所属が前提みたいなところがあるから、無所属の子は端っこに追いやられ、ライブに出演したところでグッズも写真もない。立ち位置は、あまりにも危うい。作間くんにお金を払う場所がない。お願いだから作間くんにお金を払わせてくれ。

 

とことん露出は少ないのにわたしと同じくらいのタイミングで色んなおたくが作間くんにずぶずぶはまっていく様をツイッターで「作間」と検索すればいくらでも見られるのが楽しい。珍しいことに、ツイッターで「作間」と検索しても8割以上の確率で作間龍斗くんの話題だし、作間くんに関してはいくら検索しても嫌な気持ちになるような話題がない。だから楽しい。

あと、ドル誌も載らない雑誌の方が多いから、悲しくもありがたいことに把握できる情報量があまりに少なくて、掛け持ちでも追いやすい。追ってしまうと、物足りなくなるけど。

わたしは、身長差があって、顔も性格もダンスもタイプが違い、同い年のシンメが大好きなんだけれども(例:ろばまる)、今の作間くんはちょうど佐々木大光くんというわたしの理想のようなシンメがいる。そこも最高に良かったのかもしれない。ここ解体されたら泣く。でも、明日にはそうなってもおかしくない状況で、だからこそ好きだと言いたい。

EXではれんれんのおいしいところはばっちり抑えつつたくさん良質な作間くんを摂取できた。掛け持ちは忙しい。なぜか近くにいた永瀬担に作間担と間違えられてしまったところもご愛嬌かもしれない。(いやそんなはずじゃなかったし、そんなつもりもないけれども)

作間くんが勝利くんのソロコンのバックについたので、サマパラがセル化されれば2017年の麗しい作間くんがちゃんと映像として残ることになりまして。それを期待して最初から勝利くんのサマパラには行かないと決めていたので、今から楽しみで仕方がない。

 

結局何が言いたいかというと、

作間龍斗くん、いまのうちに青田買いすることをおすすめいたします…!

絶対損はない!さあ一緒に!レッツ沼ズブ!

Mission:Kにお邪魔してきました。

 

だいぶ日にちが経ってしまいまして今更の話をします!

上田担がケンティとハニーのデートにお邪魔してきました!

念願のケンティのソロコンがめっちゃくちゃ楽しかったから聞いてほしい!

中島健人さんがすごすぎて支離滅裂な話です!

一回きりのライブだから多少おかしくても許して!

 

わたしがケンティのソロコンに興味を持ったのはれんれんが目当てで購入した2015サマパラ円盤なんですけど、感動して2016サマパラもケンティのソロコン見たさに購入してしまい、そして今年は友達(ガチハニー)が誘ってくださり(わたしの名義は見事落選)Mission:Kにて初めてケンティのソロコンに入ってきました。

セトリだけチェックして、ファン一人だけに歌う恐ろしい演出があるということ、お友達曰くOPとECでものすごく笑ってはいけないポイントがある、ということだけ把握してフィルフェス以来久しぶりのTDCにイン!狭い!

一夜限りのケンティのオンナになるために絶対欠かせないはず、と踏んでもちろんグッズも購入、ちゃんと着用して参戦。あと二回り小さくしてくれたら普段使いも余裕のデザインなのに主張が激しいデカさが愛おしすぎる。

ペンラは一度だけ使用したセクベア。うちわまでは頑張れなかったので友達から最新の顔うちわを購入しました、ごめんなさい。

まず席がおかしかった。詳しく言えないけど、等身大のケンティを肉眼で拝めたし、冗談抜きでケンティの視界に入った。フェチにはたまらないケンティのうっすら青ヒゲもちゃんと確認した。

ここさけ予告無限ループを潜り抜け(この時点で映画未鑑賞を激しく後悔する)、暗転の先には、

めちゃくちゃかっこいい映像!なんだ~~~~超カッコイイじゃ~~ん!!!

とか思ってたらケンティが登場なさった。

 

すごい。

ものすごい直立不動のケンティ。

戸惑うわたし。

顔の向きだけを右から左に変えるケンティ。

笑ってはいけないわたし。*1

サングラスを外し投げ捨てるケンティ!

えっもう外すの?!と戸惑うカツン担のわたし。

 

まあここから怒涛のケンティが始まるわけですよ(?)

めちゃくちゃ楽しい。

なんたってケンティの顔がかっこいい!!!

誰よりケンティが楽しそう!!!

内容が何から何まで良い!!!

楽しくないわけがない。

1曲目のMissionが中毒性やばめ。妖しげでこれから何が起こるのかっていうそわそわ、わくわくした状態からの、レーザーの雨!

わたし特効厨の派手好きなんだけど最初に大量のレーザーをぶち込んでくる一極集中型の使い方が、これぞ!世界観への入り口!!!!大正解すぎて!!!!!ライブの世界観で大事なのは何より一曲目でどれだけテーマの雰囲気をしっかり出せるか、観てる人を引き込めるか、という点でピークの作り方が最高だった!泣

もう頭の中はミッミッミミミミミッションで埋め尽くされてるのに2曲目はSunBurnsDownって。天才かよ。砂浜でセックスしようぜっていう歌だとジンアカニシが少クラで堂々と宣う曲をこんな真摯にかっこよく歌う人っているんだ!!!ていう衝撃。(いやほんと毎年律儀にジンアカニシやらカツンやら歌ってくれてありがとう…)

ケンティは自分の曲を惜しみなくやるし、その合間に先輩やセクゾの曲も挟むわけだけど、その選曲のおかげでわたしは毎年好きを発見できる。フライもエンジェルも超好きだった、この良い曲なに?!って、ライブ終わったあとすぐ調べた。去年はtouchとか、一昨年のレディスパとか、レディスパなんて好きすぎて音源ほしくなって、CD買ったくらい好き。あ~端から端まで全部円盤まで収めてほしいのにどうせSBD含め数曲は収録されないのが悲しすぎる…ラブユアが聴けなかったの今でもすっごいつらい。

今までの円盤を見る限り、口パクもまあまああるのかなと思ってたけど全然そんなことなくて、お友達によると今回生歌増やしてるみたいで、円盤で差し替えられないことを祈ってる。テンション上がって上ずる歌声がすごい好き。イフワナとか良かったな~!

 

ケンティのライブの好きなところは世界観と大きなテーマをしっかり設定して、テーマに沿ったメッセージはケンティが言葉にしてハニーに丁寧に伝えてくれる誠実さ。どんなに好評だろうと去年と同じ演出は繰り返さない勇気とバリエーション(だと思ってるけどそうでもなかったらごめん)。曲にエモさを見出さないところ。

毎年ソロ曲全部投入してきて毎度ハイクオリティで濃い演出つけてもテーマと間に挟む曲次第でいくらでもライブの雰囲気を変えられるんだなってすごい勉強になったし、全然誰にもできることじゃない。テーマが違っても毎度構成組めるソロ曲たちの汎用性もすごい。

例えば、死ぬほど私の周りで好評だった少クラで披露されたミスジェラは、バックがSnowManだった。今回のサマパラのバックもSnowMan。同じ演出でも絶対ウケるのに、前半はチビジュもつけて、後半はすのとバクステに移動するところ。

去年より今年はかっこいい雰囲気のライブだから、Candyとかカレカノはセトリから浮きやすいんだけど、しっかり前置きがあるからすっと曲の雰囲気に落とし込めるよね、って友達に教えてもらってめっちゃ感激した。

ディアハイの演出については肯定しかねるけど、あまりのやばさに笑った、ごめんケンティ。お友達のガチハニーは阿部ちゃんだけ見てるって言ってたし、(ちなみにここの阿部ちゃんが死ぬほどかっこいい)わたしでも自担じゃないのに胸が苦しくなったから、これも考えた結果の演出なんだろうなって分かるけど、もうハニーのためにやめてあげてほしい()

後々OPの映像はターミネーター、登場の仕方はマイケルジャクソン、アンコのあの恰好はミッションインポッシブルのオマージュと知り、ハートの強さに恐れ慄いたよね、「Believe」を選ぶところとか攻めてる~~!*2

 

衣装がおかしい。っていうと語弊があるんだけれども、ケンティの胴が短すぎて、にしたってあのめちゃくちゃ短いワイシャツがどうにもかわいくて、ケンティそれしまって!その方がかっこいいから!いやでも胴が短すぎるのが良くわかるね!イイネ!って変なテンションで汗で張り付いてスケスケのワイシャツずっと見てた。

とはいえ、去年より全然衣装が不思議じゃなくて、そこは本当に安心した。

アンコのミッションインポッシブルが、かっこいいのに腰のベルトがあるせいでTシャツ破りきれないの超かわいい。わたしのぺらっぺらの記憶力によると去年はもうちょっとムキムキしてたのに!ちょっと筋肉が落ちてその薄っすら付き具合がめちゃくちゃに好みで真剣にやばかった。

あとどう考えても足が長いうえに細すぎて私は今CGを観ているのかな?っていう戸惑い。胴の長さと膝下の長さのバランスがもうシークレットブーツ履いてる人のそれ。いやどう見ても履いてない。その細さにグッと来た。細いままでいてくれてありがとうケンティ。

ケンティはすっかりメンカラの青のイメージがついてるけど、今回赤いナポレオンジャケットが新鮮かつ似合っててかっこよかった。青い革ジャンといい、どちらもケンティの胴に合わせて丈が短いから尚更足が長く見える。

  

あとケンティがすごいかわいかった。(知ってる!)

ケンティの笑い方、サマハニの最後、びゅーんって腕回して両手ひらひら~ってやるときみたいな口角上げた笑顔が大好きなのでそこテンション上がってもう倒れ込むかと思った。

LoveMissionがですね、確か浴衣が似合わない彼女への一言、かな?

ミッションのカウントダウン中の焦ったケンティの顔もかわいい、さくっとキメた一言も天才だった、でも、その一言を聞いて宮舘さんとなべしょが崩れ落ちたの見て、どうしたの?!ってびっくり&きょとんとしてるケンティがほんっっっっとにかわいかったんですよ…!多分しばらく忘れないと思う。かわいかった…。

わたしが入った回は聡ちゃんも来てたんですけど、MCで紹介されたとき一斉に2バルの聡ちゃんを見ようと振り返るハニー達を複雑そうににこにこするケンティもめちゃくちゃかわいかったです(報告)

(あと、フルーツの桃を差し入れするならまだしも、ステージに呼ばれたついでにカットされた桃(まあまあの量)をケンティにその場で食べてもらう聡ちゃんやっぱりおかしいな…ってしみじみ思った。)

みせコドの宣伝で映画公開日を天皇誕生日!って高らかに言うケンティもかわいかった。

 

バックの、すのさんとちびの使い分けも好き~~~!ほんっと上手い!Secret Agent Manって、どこの天才だよ…泣

OPの映像でかっこよくすのを投入するあたりもケンティのすのへの誠意だなあと思うし、極楽蝶復活のバッボイとか、その前の小芝居、MCとかラブミッションの長さと人数が絶妙で、健人担も、あと、きっとすの担も不満を感じない量なんじゃないかと。

去年の元祖セクバの楽しそうなバックも個としてすごい良かったけど、すのさんは、引きで観たときに一枚の絵の背景をパズルみたいに一人一人がきちっと彩るハッとした美しさがあって、これがバックにひっぱりだこのグループ…!とすのさんのすごさを改めて思い知った。Missionとテレポが美しすぎて~!ここほんとすの最高だった!

イフワナの前の黒マント着ただて様の演出は完全にロスマイ意識してるよね?!そんなのあるの知らなかったから脳内でロスマイや~~~~!って叫んでた。

ちびといえば、人生何回目?と巷で話題の織山くんがやっぱり人生数回目のこなれた表情でバキバキ踊ってらっしゃって、ジュニア祭りより順調に立ち位置良くなってて、なんの曲か忘れたけど、たった3人しか踊れないソロダンスに選ばれてたの思わずニヤニヤしてしまった。CANDYがすっごい良かったから円盤が楽しみだ~~~!

 わたし、自担だろうが誰であろうと話をちっとも覚えてられないクソ人間なんですけど、1000年先の話だろうとケンティが真面目に語る言葉を一心に受け止めるハニー達の図、が宗教オブ宗教でめちゃくちゃ感動した。伝わらないだろうけどすっごい褒めてる。ケンティのやることって一つ一つがほんっとに苦しいくらい真面目で誠意が端々からにじみ出るし、ハニーが微塵も疑う余地のない関係って素敵だなあと思うし、ここに至るまで本気でアイドルやってる人って本当にいないと思う。

アンコもあれだけ汗びっちょりでそれでもバッチバチに踊るケンティ、満足度への追求がすさまじい。2時間でものすごい幸せな気持ちになりました。キャー!ってたくさん言ったし、カレカノラブピース!とかラブケンティー!はもちろん、最後、謎にMissionK!ってC&Rするの楽しすぎてもう頭おかしくなってたけど、あれほんと何回でもやりたいから早く円盤をください…。

上田担といいながらこの2年ジュニアの現場に足繁く通ってきて、でも一度も浮気と思ったことはなかったけれど、この日は完全にワンナイトラブだった。正しく浮気だった。ごめんねうえだくん、でもやっぱりうえだくんが一番好きだから許して…

ほんっとにチケ代が安すぎる。もっとお金を払わせてほしい。あと、ケンティは絶対ひとりで代々木埋められるし、その規模ならケンティにちょっと興味ある人とかも入れるから、代々木とまではいかなくても、国フォとかもっと規模大きくしてソロコンしてほしい、本当にもったいない!そのくらい楽しかった!!!!!!

文字にするとあのときの感動がまたよみがえってきて、ううう今すぐ円盤が欲しい(2回目)

ケンティと、他担のわたしを貴重なMission:Kに誘ってくれたお友達に!STY♡!

 

Mission complete.......

*1:ここについて信仰が足りないことに反省したけど、ガチハニーの友達でも笑うって言ってたからじゃあもうしょうがない。20代半ば、既に純粋さが失われている。

*2:ちなみにBelieveは地球儀のせいでわたしの頭の中はLGTEだった。

おたくの主観による六本木EXシアターのスタンディング形式における席番ごとの見え方

(2022年6月追記:今年のサマステが久々のスタンディングと先程知ったのですが、当方EXに入る予定がなく、情報が更新される予定がありません。ご容赦ください。ステージ構成など、最新情報をもし教えてくださる方おられましたら、コメントまたはツイッターでご連絡いただければ幸いです。)

(2021年夏追記:今年のサマステは全席指定とのことで、当エントリーは全く当てになりません!ご了承ください!!という思いを込めてタイトルを変えました。)


席番と六本木EXシアター内の場所についての個人的な、ほんっとに超主観なイメージを残してみました!もちろん写真なんてものはありません。

 当エントリーは、スタンディング形式での六本木EXシアターにおいて、ジャニーズJr.の公演のチケットに書いてある4桁の番号(通称席番)で大体フロアのどの位置に入れることができるか、というのを超主観でまとめました。どの席番だから、どこに入らないといけないという意味ではありません。極論、どんな遅番でも入れないスペースはありませんが、大体この辺に入らざるを得ないことが多く、視界がこういう景色になりやすいよ、というものです。出演するユニットや、そのファンによっては人気のスペースが全く異なることも当然あります。当方小心者のため、くれぐれも当てにしすぎず、目安程度に留めておいて頂けると嬉しいです。

 


 

 

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B1Fスタンド席。

上がステージ側。

太線は手すり。

 

①2ケタ:全身はもちろん、ステージ上で自担が座ったって何したって見える。ステージが低く、自担の足元と自分の目線の高さが同じくらい(身長160cm+厚底)。

2ケタ前半でギリ3列目に入ったときは、ステージにいる自担がわざわざ目線を足元に落としてくれて初めて目が合った印象。

センターを確保すると手すりに寄りかかれて楽。

入場から開演までとにかく待ち時間が長いのがつらい。

 

②~800番(800番台で柵前にギリ入れたことがある):足元は少し見えないけど、特に問題なし。

自担がちょっと下向いてくれるとちょうど目線。センターらへんがほどよく近くてほどよく見やすいけど、端から埋まっていくので、意外とセンターらへんって最後までぽっかり空いてる印象。柵のすぐ下、前方フロアの最後列は後ろに寄りかかれるので人気。

両サイドにドアがあって、遅番でもぎゅうぎゅう詰められれば意外と入れて割とステージを近くで見られるけど、後半日程になりそれを知る人が増えるにつれて身動きが取れなくて本当に息苦しい。あと、ドアのそばだとステージはちょっと見切れる代わりにバルコニーに続く階段を上る自担を真下から見られる。

 

③バルコニー下。

真下だとバルコニーにいる自担を観られなくて少し疎外感はあるけれど、壁にもたれられるので、楽。

③と④、⑤の境くらいがファンサ目当ての人には人気のあるポジション。バルコニーからのファンサをもらいに行って下さい。

  

④柵最前なら~300番、2,3列目までなら~700番台:一段高くなってちょうどステージ上の自担と同じくらいの目線なので自担の視界に入りやすい。もちろん全身が見やすい。手すりの両端にある階段も含めて早々に埋まる。柵最前や階段は背の低い人にはおすすめ。 

 

⑤~1400?番(曖昧):自担の腰から下は諦めてほしい。自担が寝そべったら見えなくなる。双眼鏡が欲しいかどうかは人それぞれ。(私は欲しい)目の前の人の背が高いとステージの自担がとても見づらい。

 

⑥~1600番台:④と違って階段がなく、フラットなのでただただ見づらい。⑦が人でたくさんのように見えて、そこを無理やり越えていくと、この場所が意外と空いていて快適。⑤にいる人の身長次第で視界が左右される。柵欲しさに3桁台でも早々に柵のそばを陣取る人が多い。

 

頭の上でペンラを振り回す人が結構見受けられる。(=真ん前にそういう人がいるとステージが全く見えない)

案外⑤、⑥くらいのセンター寄りにいる人がバルコニーからファンサもらいやすいのでは?と思うことがある。

 

⑦⑧~1600番台:後方のドアから入ってすぐ。最後列はのんびり壁にもたれてライブを観たい人がさくっと場所取りしてる。機材の周りは簡易な柵。(2018or2019?~最後列に簡易な柵が設置されてしまい、寄りかかれなくなっていたような…きちんとチェックしてない)

目の前に背の高い人がいると影に隠れて自担がすっぽり見えなくなることが結構ある。ので左右にズレたくなるが、難しいので多少は諦める。

バルコニーの下はファンサをもらいに行く人が集まる。2018年に入ったときには200番台でもファンサを取りにこのあたりを陣取ってる人が多かったのがものすごく印象的。

運が良ければ見学者(パターン①機材の真上、パターン②バルコ席:最近は①の方が多い)が真下から見られてラッキーなときもある。


(2017年夏追記:今年からバルコニー(両サイドのステージ)からバルコニー席前に続くバックステージ(ちょうど機材の真上)が新設されて、ファンサを求めて最後列付近が去年よりも混みやすく、1600番台とかの超遅番だと両サイドのドア付近までしか入れない、みたいな状況になりつつある。)

 

・B1F指定席。

1列目が着席。開場時間にとらわれないし(※指定席は開場約30分後(900番代前後)から入場開始)開演まで座っていられるし、MC中とか少し疲れたと思えばいつでも座れる、ライブ終了後もスムーズに帰れる、のが最高。上からステージを見下ろせるので、自担がステージで寝そべろうが何しようが見えるし、フォーメーションが確認しやすい。表情も見えるけど、しっかり確認したいときは双眼鏡は必要。(8倍防振を使っててちょうどいいとわたしは思う)バックステージは全く見えないし、5列目くらいからバルコニーもバックステージに近づくにつれて客席にかぶって見えなくなる。

 

 

・B2F指定席(通称バルコ席)

着席フロア。入場はB1指定席と同じ。B1Fスタンド席から見てる限りだと、バルコニー席の最前とバルコニーの終点は目と鼻の先。2017年からばバルコ席前にバックステージが増設されてバルコニーから行き来できるようになったので、EXにおいて唯一自担と接触できる可能性がある席。運が良ければ隣に見学者が来る、なんてことも。(わたしは入ったことがありませんが…)

 

今更だけどケンティのHoney♡Butterflyがめちゃくちゃ良かったよ~!

 

今更なんですが、ケンティのソロコンがどこをどう取ってもとっても好みでしかなくて、私は他担だけれどもせっかくのこんな良いライブをファンの人しか知らないのがもったいないなあと思うんですよ~!!!という話!

語彙力が足らないのですごい!えらい!好き!しか言いません!

全部主観です!!!!!!

まずケンティのライブはコンセプトがしっかり決まってて、ちゃんとコンセプトに沿った構成とバリエーション豊富だけど足し算引き算がクレバーな演出がめちゃくちゃ天才。

コンセプトはズバリ「Honey♡Butterfly」であり、その根幹には「中島健人」があるわけで、ケンティのすごいところはブレない「中島健人」っていうパブリックイメージを確立させているところ、その軸を据えたうえで今まで作り上げてきたソロ曲の数々と、そしてソロコンのコンセプトががっちりかみ合ってるところがえらい。

コンセプトに囚われすぎ、ってツイートを当時見かけたけど、ここまでこだわってくれたら逆にすごくない?ファン=ハニーの蜜を吸う中島健人=バタフライって、他の誰にもできないのに、その世界観から一瞬も目を覚まさせないために曲を一つ一つ彩る演出ができるのってすごい。

ちゃんとしたOvertureがあれば、世界観の構築はほとんど完成したも同然(という持論)。ケンティーは去年も今年もovertureがしっかりしてたな~!去年の方がかっこよくて短くて1曲目までの流れが好みではあるんだけど、どちらもそのときのケンティらしさが溢れるところがほんっとうにケンティはすごい。自己プロデュースが上手すぎてめちゃくちゃソロ向きなんじゃないかと思うときがあるけど、なんとなーく、守れるものがある方が強いタイプの人なんだろうなと思う時もある。

中島健人」は一面的ではなくて、その色んな部分を今までのソロ曲で表現してきたから、そのイメージより少し先をいく曲を歌っても違和感とか意外性がなくて、滑らかに構成を作り上げられるんだと思う。2015の1曲目のミスジェラと同じようにテレポでかっこよくライティング当ててまず視界からグッと異世界に連れ込まれて、そこからが去年と違うんだけど、もっとかっこいいパリドンを並べてケンティに酔わせられて、(私は観られないけど)ラブユアで「君が嫌いな君が好き」と歌われてしまえばもうどっぷり目の前のケンティの世界の虜だよなあ~って感心してしまった。

サマハニもだけど、ケンティの曲は自作他作問わずC&Rができたり、セリフがあってキャー!って声出せたりする曲が多いのがすごいところ。

コントの後に、コントっぽく黒崎くんと梶くんの絡みを交えながら始まるMake My Dayとか、MCのあとに始まるバラードのディアハイとか、セトリの流れが全然澱まない。Love風の後はケンティの出番が続くんじゃなくてジュニアコーナーだったところ、本編後半のセクゾメドレーが楽しいのにどことなくライブの終盤を匂わせる曲調でちゃんと盛り上げた後の「Forever L」っていう落としどころ、一連の流れが完璧すぎる。

計3回もサマハニを歌うのが、健人担でないわたしにはちょっとしつこく感じてしまうけど、逆に過剰なくらいファンへの愛をしっかり伝えてくれるからこそケンティがいかにファンとの関係性を大事にしているか伝わるし、たくさんの人がケンティを信じられるんだろうな。そして本編ラストに「俺とハニー」の永遠の愛を誓うステージに一人で立つ潔さが好き。

私はアイドルを安売りされるのが嫌いだから客席降りは否定派なんだけど、ファンへの距離を縮めたいケンティの気持ちも伝わってきた。ファンを着席させてケンティがイスを持ってうろうろするシステムがめっちゃかわいいし、ファンは移動できないから誰にとっても優しすぎて天才。やるならこれが一番理想に近いんじゃないかと!にしても近すぎる…笑  話は変わるけど、こないだのツアーでもケンティのソロがバクステだったのは、ケンティの考えが反映されているんじゃないかなと。違ったらごめんなさい。

ケンティ選抜のジュニアがまたとても良くて。ケンティのソロコンは曲のバリエーションが豊富だけど、どの曲も踊りこなすジュニアを揃えてこそ様になるんだなあ。ガシガシ踊れるし、かと思えばすっごいセクシーだし、遊び心もあるしコントもやる。でも自分らしさを魅せることは絶対忘れないし、それどころか事あるごとにアピールする。衣装の種類がやたら多い印象があるんだけど、ケンティの衣装がシンプルな代わりにジュニアの衣装をたくさん替えさせたり、あと小道具も惜しまず使いまくったり、それぞれの曲の雰囲気を守ったところも良かった。ちびジュとメインの使い分けは、去年も上手だなあと思ったけど、今年も王道の使い分けで、ケンティは裏切らないなあと思った。スキすぎて、ぶつかっちゃうよ、はかわいいし、君にHITOMEBOREとかはとても圧巻。岸くんとかある程度偏りこそあるけれど、センターが固定でないところも、好感しかない。

アンコールで、しっかりメインの子たちをカメラで抜いてお名前呼んであげて紹介してあげるところが本当に好き。近すぎることもなく良い距離感でみんなライブをすっごい楽しんでるんだな~ってパフォーマンスから伝わってくるのは、細部にも愛が見えるからだと思う。

ジュニアよりファンより誰より、ケンティが一番楽しそうなところ、ファンへの感謝と愛を一心に伝えてくれるところ、そしてそれのみに尽きるところ、こういうメッセージの方向性に関しても良いところしかないライブだなあと思う。

 

ただ一つ謎なのは、衣装でして。

最初の青いグラデーションのTシャツ、くるぶし丈のスキニーに始まり、青いヒラヒラでもふもふの衣装、ほんっと不思議~~~!!ケンティは麗しいスタイルを活かしたもっと煌びやかな衣装を着てほしいのに!頑なに衣装が変わらない!なんで?!
やっと衣装が変わったと思ったら、白いロングガウンの上になぜか白いジャケット、そしてジーンズはそのまま!なんで?!?!(2回目)
ケンティほどになると、ここまでシンプルな衣装でもパフォーマンスが成立するのか?いやでもせっかくだからもっと良い衣装着てほしい…低予算だとしてもなんかはあるだよね…?って色々考えました笑
ミスジェラでさえも!その白いガウン!ハニー達を待たせたくないのかな?!なるべく流れを大事にしたいのかな?!いやいや黒いレザージャケットくらいジュニアに持ってきてもらえばいいやん?!
やっとハットをかぶって、なぜ白いガウンを羽織ったまま、ピンクのジャケット…いやジャケットは良く似合うよケンティ…ハットすっごい似合うよケンティ…
ブラシンでまさかの指ぬきグローブに革ジャン、黒スキニー。やっとまともな衣装を着てくれたことが嬉しすぎる。実は肩にこっそりバタフライの刺繍?が入ってるあたりこだわりがすごい。
アンコールで白シャツ~~♡と思ったらまたくるぶし丈のジーンズ…何気に靴が赤いごつめのスニーカーになってる…なぜ…さっきの黒スキニーのままでいいよ…

って言う風にずっと???マークを浮かべながら衣装追ってました…

どうやらケンティとは服の趣味が合わないようです…

 

なぜこのタイミングで円盤の感想かというと、今年のソロコンに行けることになりまして、友達の健人担に感謝の気持ちを込めて。すっごい楽しみにしてます!初ソロコン!(ちなみに初セクゾはこないだの横アリでした。今ウェルセクの円盤が欲しい。)

他のも全部観たし、感想も書いたけど、わたしの好みとぴったり合って、えっ全然話題になってなくない?こんなに良いのに!となったのがケンティのソロコン。ツイッターでも何回かツイートしてたり、色んな友達にも延々話してるので見たことある部分もあるかと思いますが!気にしないでください!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

これ以降は、円盤を鑑賞しながらドカドカ打ったけど文章になりにくかった読むに足らないメモみたいなものです。

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新世界ロマンスオーケストラで見た景色

 

新世界ロマンスオーケストラ、行ってきました。

ネタバレも含まれています。レポではなく、感想。

 

観る前から最高なのは知ってた!だって私の大好きなうえだくんが!

6股の!バンドマン!プラトニックな!6股!なんだそれ!エッ最高だよね?!?!?!?!

しかも、歌うだと?!!!!!!!心臓が足りない!(※充電期間だからうえだくんが歌って踊ることに飢えてる)

 

みたいなテンションを真顔に押し込めてグローブ座にイン。

とにかく、うえだくんが、ものすっっっっごい美しかった。

いつもの茶髪がちょっと短めで、シルバーアッシュのメッシュがところどころに結構入って、そこがバンドマンぽくて(?)かっこいいのに、どことなくメイクがいつもより丸っこくて、エッめっちゃかわいくない?!

 

まずオープニングの、ブラームスのワルツ第15番「愛のワルツ」。

音楽自体も素敵だけど、少しテンポが落としてあって、それが優しい時の流れを奏でてくれる。

音楽とともにゆっくり暗転して、視界を奪われたその先、ソファで足を伸ばす玲奈と、机に向かう拓翔。

この始まり方が、わたしをグッとお話の世界に引き込んでくれて、それが心地良かった。

 

とか真面目に語りたいけどそれどころじゃない!

キャッチコピーは

「俺に抱かれたいオンナは全員抱いてやる」

ハァ!!かっこいい!!!!!

ってマネージャーで彼女のヒステリックババアな空ちゃんがよくいうんですけど、ほんとそれ!

「俺も俺がイケメンで良かった~」(ニュアンス)ってベッドに寝転ぶうえだくん…じゃなくて拓翔!が見られてほんと生きててよかった…

拓翔はうえだくんであり、うえだくんでない。

板の上にいるのは外見はうえだくんでもずーっと拓翔なのに、親指の腹で目頭を拭う仕草とか、ハイタッチする右手の曲がった小指だとか、そこかしこで滲み出るうえだくんにめちゃくちゃ興奮した…

見ていてあまりにかわいいもんだから、かわいい…って声が漏れてしまった点については猛省。

 

女を抱くと頭の中にメロディーが流れて曲ができるから6股しちゃうのか、そっかしょうがないよね、ってそんなわけないじゃん?!ただのクズじゃん?!でもかっこいいんだから節操とかどうでもいいよね?!

彼女に笑いかける、甘える、ぐっと距離を近づける、めんどくさそうに話をすり替える、別れ話、抱きしめて、なだめて、愛を囁き、文字通りのベッドイン、6股がバレて開き直ってベッドの上で跳ねてみて、これだけじゃないけど、拓翔がもう本当に単純に見たことのないうえだくんを次から次にクリアしていってくれて、

この人が見せてくれる、見たことのない部分がまだこんなにたくさんあったんだ!っていう発見でときめきが止まらない~~~!!!!!

 

舞台をやると分かったとき、6股のバンドマンについては楽しみだったけれど、当て書きということはオラオラしたやつなのかな…ってちょっとだけしょんぼりしてしまったし、脚本・演出の根本宗子さんを失礼ながら今まで存じ上げなかったんだけど、時事ネタが多くてカツンの脱退ネタもガンガン放り込んで来たと知り、まだ古傷が傷むタイプのカツン担には堪えられるだろうか、って幕が開くまで色んな意味で本当にどきどきしていたけれど、実際舞台を見てみて、根本さんの舞台への愛情と観察力の鋭さに震えた。

確かにファンからしたら当て書きなんだけれども。元々うえだくんについて特に知らなかっただろうに、ここまで本質的にうえだくんを勉強して更にアウトプットしてくれた方って今まで見たことがない。ギリギリ~とかシャドーやるくらいならまだしもタコ野郎とかよくご存知で?!ってびびったし、いつぞや「ファンの方が見たい上田さんを見せる」(ニュアンス)とおっしゃっていたけど、本当に間違いなく今のうえだくんで最大限に上田担の見てみたいうえだくんがそっくりそのまま拓翔だった。

今までの舞台もそれなりに壁にぶつかったり、お芝居に向き合おうともがいてる印象があったけど、今回、女性とどう接するか、初めてのコメディにどう取り組むか、今までとは少し種類の違う向き合い方をしなければならなかったみたいで、観劇後の今、本当に良い舞台を用意して下さってありがとうございます…という気持ち。

セカロマは、根本さんの作る舞台自体にかなりファンがいるのも納得の舞台だった。作りがすっごい丁寧で、豪快に笑いを押し出してくると思いきや、訴えるものもあって、話の展開もお見事だった。センスの溢れた衣装、舞台、映像、台詞、あと個人的にパンフの豪華な印刷と、ブレスレットが本当に大好き。女性らしいよね。女性陣の喪服の衣装が好き。

そんで更に上田くんが歌うし踊るし、いやちょっと待って好きが詰め込まれすぎて供給過多、こっちは充電期間で枯れておりまして、胃もたれこわいありがとうございますでは遠慮なくもぐもぐ大号泣エンドレス(落ち着いて)

脱退ネタなんて、もちろん本人の言葉でなく用意された脚本なんだけど、カツンの過去を前向きに言葉にしちゃうスタンスと合致してしっかり楽しめた。何よりそのときの拓翔のちょっとにやにやした顔がかわいいからさ~(ちょろい)

カツンのときのうえだくんってもちろん煌びやかなんだけど、基本的に取り巻くイメージはやっぱりブラックで、でも拓翔は、白なんだよね。にこやかにきらきらしてる拓翔の周りを色(を纏った女性)が舞う、残像に切なさが滲むララランドのパロディが本当に素敵な景色だった。ララランドとか、エンディングの水しぶきのイヤでも視覚で感動してしまう押しの強さはかっこよかった!女が想像する分かりやすい女のハッピーエンド。

 

個人的な話だけど、わたしが今まで足を運んだ舞台と言ったら、添い寝っ熊に始まり、青い種子、青い瞳、ジャニワ、ジャニフワ、ジャニアイと見事にストーリーがややこしくて重たい系もしくは「考えるな、感じろ!」系だったせいもあり、分かりやすくメッセージをぶつけてくれる舞台を観たのが初めてで、ちょっとセリフ酔いしたのは自分でもおかしすぎた笑

色んな人の感想を読んで、こういうセリフに元気づけられる人ってたくさんいるんだなあと参考になったんだけど、わたしは、うーん、見ず知らずの人の説得力溢れるセリフに元気づけられるタイプではなくて、むしろ、ざっくり胸を突かれてわたしはこうはなれないや~って落ち込むタイプの人間なので、後半、セリフの応酬になればなるほど、どんどん意識が自分の内に向いていく(寝てるとかじゃなく)のを感じていって、そういう自分の醜い部分も自覚させられてしまうんだけど、それもまた根本さんらしいな、って解釈してもいいのかな。受け取り方は人それぞれだよね!って開き直る。けど、やっぱり、ああいうセリフを素直に受け取って元気づけられる人になりたい。

多分玲奈のキャラクター設定が、六股の残りの女の人たちに比べてそこまで強くないのが、たまらなく嫉妬心を煽るし大団円として納得なんだけど、結局抱き合うくらいでキスもないし、他の女とのラブシーンはダンス、それも相手によって変わる、が最高にオイシイし、上田担は基本的にうえだくんを神か我が子だと思ってるから、無問題。なのに、玲奈と拓翔が幸せになっても、良かったね~!って気持ちになれなくて。滅多に顔を出さないわたしの上田担としての何かがメラメラッて燃え上がるのを感じて、のもちょっと自分で面白かった。それってどうなの、っていう話は一旦保留で。

 

エンディングの暗転するその瞬間までは拓翔だったけど、カーテンコールで客席を見渡す様子は、ああ今うえだくんだなあ、眼差しがすっきりして、穏やかで、この2時間とっても楽しかったんだろうなあって、とっても嬉しくなった。

心を込めて、全身全霊でスタンディングオベーション。楽しかった、というこちらの気持ちが少しでも伝わりますように。

 

充電期間、何かと、うえだくんとはどういう人なのか、うえだくん自身はどう思われたいのか、うえだくんの与える世間へのうえだくん自身の印象とか、色々考える機会が多くて、亀吉もそれはそれで本当に良かったんだけど、わたしが提示したいうえだくんがまさにセカロマの拓翔だったから、誰が観てもちゃんと色んな方向から楽しめる舞台だったし、もっと多くの人に見てもらえたらよかったのになあ…って心底思った。

この充電期間の最たる象徴、陸上部の子たちが観劇してくれたの、本当に嬉しかったなあ~…感想が聞きたい。

 

さて、残りは大阪3日間、がんばってね!

大阪が終わればこの世から拓翔がいなくなっちゃうの、さみしいなあ。