着火備忘録

甘栗よ、ずっと永遠に。

L&(King & Prince 配信公演)の感想

配信といえど観たものは観たので、コンサート後恒例、感想タイム。

悪口ばっかりになっちゃったのを直すのにすっごい時間かかった…笑

 

King & Prince <L&>

初日だけフル視聴、土日は仕事だったので、見れる限りちょこちょこ、都度メモという感じなので、いやオーラスはもう良くなってた、いやそこそんなことなかった、ていう可能性あり。気づいた方、教えてください。

 

時勢を踏まえて、元々かっこよくする予定だったアルバムを明るくポジティブな選曲に作り直したという2ndアルバムを引っ提げたライブは、有観客を想定して8割まで作り上げていた内容を、配信用に作り替えて世に放たれたとのことで。有観客ver.見てみたかったな…いやしかしあの時期に有観客なんて、そりゃあ誰もが自担に会いたかったけれど、その誰もがツアー開催を疑問に思っていたから、中止になってよかったなとほっとしてしまったのも事実。

 

アルバムと本人たちからは一貫した「愛と平和」っていう、強いメッセージ性を感じるのに、どうしてかセットと演出と構成が情緒なくぶれてて、もはや終わりよければすべて良しだった。配信に切り替わった影響と思うことにする。

 

まず、1曲目がゴールデンアワーなのがなんで?!?!?!

って多分初見から一億回くらい叫んでる。変!ほんと変!Overtureに去年のライブの映像を挟んでたから(まったく好きじゃないけど)その衣装着てKPQPでも歌うんかなと思ったらまさかの全然違う、早替え用の分厚い衣装着てシャンデリアに乗って、「ゴールデンアワー」っていう!(じゃあなんで去年の映像出した?笑)「ゴールデンアワー」ってシャンデリアに乗ってライブの1曲目に歌うような曲ですか????去年の「君を待ってる」も変だったけど、【げんき待ってるよコンサート】だから百歩譲って許された1曲目であって、今回のライブの主たるメッセージが【今は会えなくて毎日が辛いかもしれないけれど、みんな繋がってるよ、一人じゃないよ、また会えるまで頑張ろう】だとして、「ゴールデンアワー」でメッセージぶつけてくる必要がどこに!ある!!!!?もう1回言うけど、本当になんで????

ゴールデンアワー」含め最初の5曲が全然別物みたいに浮いてて、Happy LIVE with youでも見てたのかな。「&LOVE」でようやくライブ始まった感あるのわたしだけ?セトリに入れなきゃいけないけど場所がなくて困った5曲を最初にぶっこんだみたいな(怒)「シンデレラガール」を雑に扱うな(怒)そうじゃない意図がもしあったとしても、気持ち悪すぎて、むしろこっちの不満を論破してくれお願いだから!!!!の気持ち。

去年のツアーのセトリもまとまりはなかったけど、「次のアルバムには選曲から携わりたい」ってしょお氏が言ってたから、きんぷりが選曲に携わることができればさぞ統一感のある世界観が見られるんだろうなと思ったら、全然そんなことはなくてびっくりしちゃった!一番好きな「泡の影」のセトリ落ちは地味につらいけど、アルバム曲を2曲以外全部やってくれたおかげでセトリがとっちらかってしまったのだったら仕方ないのかな~まあメッセージ性ゴリゴリな曲とおしゃれな曲と、めっちゃ激しい踊る曲ばかりなので、きんぷりさん…。

6個のテーマ考えて島のビジュアルまで作るなら、ライブをテーマごとに区切ったらよかったのでは。各プロデュース曲にテーマつける、かと思いきや「生活(仮)」がテーマ2個使ってて、そこまでしてテーマつける必要あったのかなあと。 

アルバム曲以外のセトリに入れる曲は、毎年やってる曲、盛り上がる曲も大事かもしれないけれど、やりたい曲、やらなければならない曲同士をつなぐための選曲をしてほしかった…最初5曲のしんどさよ…せめて回替わりなら…(まだいう)

1曲1曲の作りこみ方は去年よりすっっっごく良くなった弊害なのか、かなり踊るからか曲が終わるたびに一息つく必要があるのか、パフォーマンスの寄せ集めみたいな印象を受けるくらい曲同士が繋がらないのは、どうしたらいいんだろう。気になったのは「ナミウテココロ」の最後、曲に合わせてぶくぶくぶく…てやる岸くんめっちゃかわいいのにそのまま暗転じゃなくて「Freak Out」が始まるところ…そここそ暗転して衣装変えるタイミングw

あと「&LOVE」の途中で歌わずに生着替えかつ被り物やるきんぷりちゃん、とっ散らかりすぎて、せっかくの被り物タイムが短いんじゃ~~~!!!おたくはかわいいきんぷりちゃんが大好きなのでそのまま1曲やってくれや~~~ハッピーライブウィズユーみたいな天才koi-wazuraiトロッコを思い出してくれ~~~~

「ナミウテココロ」みたいな暗さでプロジェクションマッピングみたいな演出や、ライブ終盤の客電オンは、配信ならではでグッときた。「今君に伝えたいこと」で、ミラーボールが3年目にして「Funk it up」以外に有効活用されてるところが見られてうれしかった。これも配信ならでは。

「君がいる世界」の最後の花火めっちゃおもしろい、ハピアイ?のHiB HiB DREAMの「浮~~~かび上がった~~~」ドーーーーン!くらいおもろい、なんでここで花火w船乗ってお城が門出を祝ってくれてるの?そんでみんなで世界中を旅して回るの?わからん…

Overtureの映像安っぽすぎて笑った、CGに頼りすぎやろ!笑 去年のOverture作ったスタッフ連れてきて!(怒)We are KPのあれなに?ワードアート?わたしでも作れるぞ?なに前日作った?ワードアートにジュニアが被っちゃってたのもな〜。

 

 みんな各プロデュース曲の演出にしっかり取り組んでた中で断トツにぼんやりしてたのが自担こと廉くんなんですけど…振付師さんと考えたっていう割に、いや踊らんのは解釈があってるけど、ほかに入れるところなかったんやろな~~~っていうセトリ位置と各々ムビステ的な電光アリトロに乗ってただ歌い上げるのがもっっっったいなさすぎる、アリトロの幅も無駄すぎる、ファーストツアーのときのトロッコは、最終的にセンステを囲んで高さのある円形のステージに変わってったのが格好良かったけど今回はそんなことはないし、なけなしの電光で演出やるくらいだったらクレーンで照明バキバキにしてもよかった、正直。客席から見たらまた違ったのかな。真後ろでバックが踊ってもよかったな。そのあとマッシュアップが続いて、せっかくのプロデュース曲がなんでもない1曲になってしまったのもめちゃめちゃつらい。多分本当は音声のエフェクトがあったと思う、2日目の夜公演はあった、そして見事に失敗して全然音が拾えてなかった、オーラスはやってなかった、やるなら綿密に計画頼むよスタッフ~~~!だし、そもそもなんか、選曲これでよかったのかなあ。

廉くんの「やりたい」は何だろう。有観客でライブやりたいって毎回言ってくれて嬉しい気持ちもあるけれど、実際主体となって考えてるのがほかのメンバーだったり、スタッフさんだったりするわけで、やりたいというからには、もっとちゃんとアイデア持ってこないと、ライブは勝手には出来上がらないんだよ~…。廉くんは普段から自分の話をあんまりしないだけで本当はたくさんコンサートのアイデアを出してるのかもしれないと前向きに考えてしまうこともあるけれど、だったらほかのメンバーがそれ教えてくれるからきっと違うんだろうなとも思う。(そして廉くんはジュニア時代からいっつもこんな感じではある。)

 

今年のツアーのセットもお城。巨大で、液晶が柱の細い部分も含めてたくさんあって、面積が広くなったので、「Focus」とか、引きはすごいきれいだった。ラストの、白い布がステージも客席も覆って船が雲海を泳ぐ演出が素敵すぎるのでこっち側にコンセプト全振りしてほしかった…なんで3年連続お城なの?お城以外やっちゃだめなの?せっかく船に乗るのにな〜。お城より天空の島っぽさとか雲とか、船そのものとか、あるのに色々。船に乗ったり、シャンデリアに乗ったり、セットはお城だし、メインのコンセプトとセットは統一したらどうかな~と。これで来年もお城だったらもう頭抱える(既に頭抱えてる)。万が一ガラッと変わって廃墟のお城か怪しげなネオンの中華街かスラム街だったら手のひら返して褒めちぎるからよろしく頼む、本当に。

 

オープニングはシャンデリアに乗って登場。単純に1個1個が一人分のスペースしかなくて、あと一まわり大きくするとか、5人で大きいやつ1個とかの方が見栄えよさそう。そうすると耐荷重でワイヤーが太くなったりするんだろうか。立ち位置で下から全然見えないメンバーが出てきちゃったりするのかな。客席からどんな風に見えてたんだろうなあ。シャンデリア自体も光るけど光量は弱くて装飾でしかなかったと思うので、かわいいけど演出にまでは使えないなら、シャンデリアに更にレーザー積んでほしかった~~~~

きんぷりさん、コントやったり、生着替えしたりする以外は踊りまくってて、それはそれでめちゃくちゃしんどい中クオリティ上げててすごいんだけど、パフォーマンスのバリエーションが多くない感触はあるので、ドーム公演を見据えてレーザーとか照明に凝ってみてほしい。

意味わからん全然使われないリフターがなくなって人数分のクレーンが増えてよかったけど、今年もバクステはなかったの悔しい。見えない、つってんじゃん(怒)

Freak Out」の炎とカラーフレイムがじゃんじゃん出てて景気よかった代わりに、「Mazy Night」だったかな、可動式スタンドから出る火花がダサすぎるのでセットに埋めよう?そこにお金かけよう?

会場にメンバーの名前看板(違うか)掲げるなら、どうせなら岩橋くんのぶんまで作ればいいし、そうじゃないなら看板やめてレーザー(略)

きんぷりはライブに際してやりたいことを全部挙げて実現可能な限り詰め込む印象があるんだけど、このライブでそれやるのがコンセプトに合うかどうかまでは考えて出し惜しみしてくれ~~君たちのコンサートはこれからも毎年続くのに。

 

 配信なのでこっち側へのファンサ等の配慮が最低限で済むこともあり、死ぬほど歌いまくって踊りまくってたのは若さ!体力!レッスンの賜物!って感じでよかった、特に「Naughty Girl」はこんなにひしひしと「歌ってる!!!」と思ったのは初めてだった、すごかった。ちょっとしたゆるい振り付けとかがぴたっと揃う瞬間なんか惚れ惚れする。「FreakOut」の振り付けを間違っちゃってる廉くんがんばろうな・・・間違え方的に振り入れ直さないといけないレベルだった。再び、廉くんが真剣に振りを叩き込まないと追いつけないレベルまできんぷりのダンスのレベルが高いところにまた上がってったんだな、と思った。一番好きだったのは「ナミウテココロ」。しょおの演出だそうで!天才~!

 

コントはまあ賛否両論いろいろ見かけたけど、れんちゃんはよく頑張っていたし、5人とも楽しそうだったし、3日間でちゃんと面白くなってったし、あんなに時間割いてやる必要があったかというと正直もっと短くてよかったかもしれないけど、全然あれはあれでよかったなあ。じぐが生き生きしていて、ハピアイを彷彿とさせたよねwハピアイのぷりんすのコント面白くて大好きだったなwあの頃に比べたらきんぐも面白くなった。ツアーで十何公演重ねるうちにもっと面白くなってくはずだっただろうから、すごく残念だな。廉くんを面白くするには、とにかくおもっきしいじる方向でいけばいいっていう、きんぷり側に共通認識があるのが好きw

「宙(SORA)」をコントの格好で歌うのは、わたしはあの曲への思い入れゼロなので、情緒のなさも、むしろ変に情緒出さないのは面白い曲が少ないきんぷりのセトリの中でORESENコーナー全体がアクセントになってたのも、まじめな顔して宙を歌うきんぷりのわかりやすいヤバさも、あと、「Full Time Lover」からの繋ぎも全部好きだった。

 

今年のツアー衣装は全体的に綺麗ですごい好きだし、衣装をたくさん作るお金があるのはとても素敵なことなんだけど、ここまで片っ端から同素材型違い色違いの衣装じゃなくてもいいのにな~~~とは思った。

いや、形キレイだし、素材が良いし、みんな大体似合ってて、去年より何倍も良い、去年の柄シャツにエメラルドグリーンのロングジャケット着せたの今でも絶対許さない、1stツアーの真っ赤な衣装みたいな、素材も形も全然違うけどなんかまとまってる豪華な衣装が見たい。

シャンデリアに負けないように着込んだ分厚い衣装がきんぷりにはあんまり似合わない、のは新たな発見だった。廉くん筆頭に、肩幅いらないメンバーが多いのか。逆にシンデレラガールらへんの王子様衣装がもったいなくない?普通に早替えせずに王子様衣装で登場してよかったような気がする。

少年忍者に忍者衣装着させてあげるのもプロジェクションマッピングで日本のお城を作るのもおもろいのにそれがきんぷりが着替えるだけの繋ぎだったのがもったいな~~~い・・・きんぷりも和っぽい格好やるとかさ~~~~ジュニア側に寄せるのはナシ?そんで早替えてMazy Nightやったらよくない?ダメ?

前半でかわいい衣装多いし、着替える頻度が高くてあっさり雰囲気が変わっちゃうのも、後半で衣装が全然変わらないのもなんかバランス悪いように感じてしまう。曲ごとに印象変わっちゃうの、単純に衣装の替えすぎのせいか?(そんなわけ)

ラストの謎にラメのフリンジがやたらついたシマーなまあまあメンカラ衣装、航海中の貴族みたいな衣装だなと思ったけど(廉くんは演歌歌手)、もっとそれっぽくしたらよかったのに、コスプレっぽくなるの避けてるのか?ラストこそメッセージ性たっぷりのエモい空間だったから、豪華できらびやかで印象的な衣装だったらなあ、と思ってしまった。

CDTVの演出が神がかりすぎて期待して損した「Bounce」、シンプルに振り付けをカッチリ揃えて踊るような曲は靴まで揃えてほしかったな。全員シンプルな長袖白シャツ…というかCDTVと同じ衣装でよかったのでは…少クラでは1stツアーの時の白シャツ引っ張り出してたのかな?あんなストーンついてたっけな、と思うなどしつつ、それでも腰巻きとかなんとかいろいろ垂れ下がってたのが超気になってしまった…

今回だれも帽子がないのは、顔をよく見せるためかな?配信なので。ありがたや。

一番好きなのはデニムのロングジャケット、一瞬で脱ぎ捨てたけど…廉くんが意見出したって言ってたな~。好き。

 

終盤、直筆メッセージ以降のFocus,Lough &…,君がいる世界,アンコールのKPQP、ずっとずっと幸せで、コロナ禍の2020で、次に会えるまで、明日からまた頑張ろうってこんなに思わせてくれる自担ちゃんたちでわたしは幸せ者だ。ノアの箱舟に乗り込み、みんな同じ方向を見据えて雲海を渡るこの人たちを応援してきてよかった。このアイドルを応援してることがわたしの誇りだ。って初見の夜何度も反芻した。(一人一つ手にして、箱舟を導いてくれるライトとは即ち何だろう。ファン?げんき?ジャニーさん?)間違いなく幸せだった。廉くんがそこにいるのに座っちゃいそうなくらいあまりに内容が響かなかった1年前のツアーとは比較にならないくらい良かった。すっごく良くなった。

 

だからこそ、1曲目をもっともっと大事にしてほしい。(まだ言う)

KPQPの、ピンクに染まる会場を見て、やっぱり6人でいるところが見たい、ていう気持ちを改めて強くした。なんだかんだ、来年も楽しみにしてる。早く廉くんに会えますように。